猫と杖とキャンピングカーと

猫3匹との日常と、脚に障害のあるリタイヤおやじがキャンピングカーを快適化したり、ウ~ンと年の離れた嫁さんとあ~でもないこ~でもないと車中泊旅したときの模様などをお伝えするブログです。

キャンピングカーの快適化-9- マルチルーム

オヤジがキャンピングカーを購入してから早1年、車中泊と毎日の普段使いで走り回る我が家のマンボウの使い勝手をよくしていこうと、オヤジは日夜、思いを巡らせております。

今回はマルチルームルームの快適化です。
ボンゴ マンボウ クラッシックには
サードシートの後にスライドドアで仕切れる幅169cm奥行き90cm高さ180cmのマルチルームがあります。
⇩一番奥がマルチルームです。
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このマルチルームには、購入時からベッドに展開出来る3分割の板が付いてます。
⇩床から高さ70cm位に板があり,幅は左から60cm80cm29cmで薄いクッションが入ってます。
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このマルチルームの主な使い方は、脚に障害があるオヤジの簡易トイレを常設し、車中泊した時には「健太の専用ゲージ」(詳細は猫と車中泊~3匹 パート2に記載)と「モモ、サクの上からトイレ」などを置いてます。

⇩健太の専用ゲージと簡易トイレ(青い箱)
(ただ何度か車中泊しましたが残念?というか、オヤジはまだトイレは使った事はありません。)
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⇩モモ、サクの上からトイレ
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しかし、マルチルームをベッドにすると、
脚に障害があるオヤジが車内トイレを使うためにはベット中央の板(80cm)を退かさないと用を足せないとか、また車中泊した際、健太が専用ゲージで排便排尿するとき嫁さんが手助けしているが、これまたベッド中央の板を退かさないと出来ません。
ということでベットの板が有ると、いちいち退かすのが面倒なのでベッドは設置していません。

そこでオヤジは考えました。
ベッド中央の板を退かさなくても、
・オヤジが簡易トイレで用を足せたり、
・健太が排便排尿するとき嫁さんが手助け出来るようにする。
但し、ベッド板3枚とも簡単に設置、撤去が出来るように車体にビス留め等しないでなんとかしたい。

完成形のイメージは、ベッド中央の板(80cm)を手前から持ち上げ、80度位の位置を維持出来るようにすればトイレは立って入れますし、健太の介助も出来ます。

閃いたのは、コの字型の木枠を作り、ベッド中央の板が横桟の上で回転(蝶番がなくても同じように回転)するようにしたらどうだろうかと。早速シュミレーションしてみました。

写真がなく文面だけですが、ベッド板をパイプに乗せた現状で手前を持ち上げていくと、ある程度の角度までは持ちあげることが出来ました。
オヤジが立ってマルチルームに入るには、80度位持ち上げないといけませんが、持ち上げる角度が45度過ぎるとベッド中央の板の奥側の先端が、パイプを支点に回転しながらパイプと壁の間に挟まって、60度位からパイプと壁の間に滑り落ちてしまいます。ベッドの板の厚みではパイプと壁の隙間に落ちてしまうことが判りました。

そこで、パイプと壁の間を狭くするために1×4でコの字型の木枠を作りました。

⇩作製前(パイプはベッドの脚)
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⇩左右の脚を立て
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⇩横桟と左右の脚は裏側のみ金属プレートで固定してます。
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⇩手前を持ち上げ、ベッド板が横桟の上を思わく通り回転し落ちることはありません。(仮のベッド板)
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⇩木枠の固定はパイプとの間に押さえの廃材とクッション材をはめ込んで固定しています。
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⇩持ち上げた状態を維持する金物たち
オーフボルト、蝶ナット、ワッシャー、ナット(車体側)
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パッドアイ(ベッド板側)
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⇩元々で空いていた穴にオーフボルトを入れ蝶ナットで挟みました。
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⇩ベッド中央板の左側にオーフボルトと同じ位置にパッドアイを取り付けました。
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⇩持ち上げたベッド板をフックで留めます。
フック留め(黒色)は家にあったものを再利用しました。
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⇩完成形
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これでマルチルームにベッド板を常設することが出来ました。

〈補足:ベッド板を常設したメリット〉
マンボウ クラッシックはライトキャブコンで少し狭いのが難点でマルチルームのスペースをなんとか有効利用したいと思っていました。

マンボウの普段使いや車中泊に向かうときダイネットは、下記2点の事情で常にお座敷モードにしています。
⇩こんな感じ
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1)脚に障害があるオヤジの疲労回復や足腰の痛み
を軽減する為に直ぐに横になれるようにしてい
る。
2)年の離れた嫁さんが仕事の時は、朝夕の送迎と
お昼休みの時間もオヤジが迎えに行きロケーシ
ョンのよい場所に移動しお座敷モードのまま一
緒💑に弁当などを食べていますが日頃からオヤ
ジや猫達の世話に奮闘する頑張り屋の嫁さんに
は僅かな昼休みの時間でも、食後直ぐにゴロゴ
ロさせてあげたい。
と、普段使いではお座敷モードは便利なのですが、
車中泊となると大人2人と猫3匹の荷物は、お座敷モードの上に猫達のゲージや自分達の荷物が占領してしまうのでバンクベッドに荷物を置くしかありません。
しかもサクやモモの居場所もバンクベッドに確保しなければいけませんので、あまり多くは詰め込めません。

更に目的地で車中泊する際は、ガスコンロを使いますので安全を確保するために、お座敷モードからテーブルモードに変え、荷物は一旦全部バンクベッドに押しこむ事になります。サク、モモの居場所も潰れます。
また、寝床の準備が意外と大変で一旦ダイネットの荷物をバンクベッドに詰め込み、テーブル畳んで、お座敷モードにしたあと、埋め込んだ荷物の中から寝袋、毛布、着替えを取り出し、寝袋広げ、毛布を掛けて寝る準備OKとなります。

お座敷モードからテーブルモードへ、テーブルモードからお座敷モードへその都度の荷物の移動があり結構めんどくさいのとかなりの労働となります。

でも・・・
マルチルームにベッドが常設されることで、中央の板以外には荷物を置けるようになり、かなりのスペースを作り出すことが出来き、ベッド展開やテーブル展開の度に行う荷物移動がかなりなくなり、モモ、サクの居場所もバンクベッドに確保出来ます。
これで車中泊が更に楽しくなりますね。
めでたし。めでたしです。